どうも、アイクです😆
結婚して子供ができると、なんだかんだで将来苦労しないように資産を残してやりたいなと思う今日この頃です・・・
しかし、年収400万の私には子供に充分な資産を貯金する事は困難です。
手取り300万くらいとして、単純計算すると12ヶ月で25万円になり、そのうち平均的な貯蓄率は総務省「家計調査報告 2017年」によると20%だそうです。
これを30年継続しても1800万+退職金くらいです。老後資金として2000万確保するとしたら、子供に残せる額なんてせいぜい数百万程度ですし、大病を患えばその程度のお金は一瞬で吹き飛んでしまいます。
それでは、どうすれば私のような庶民でも子供に充分な遺産を残すことが出来るでしょう。
アインシュタイン博士が認めた複利の力
資産を増やす方法は大きく2つあります。
- 収入を増やす事
- 時間を掛けてお金を育てる事
私の場合、外資系企業や出来高払いの仕事ではありませんので、どんなに頑張っても将来的に頂ける給与が大きく増えるという期待はあまり出来ません。
したがって、私が資産を築くには2番目の方法、即ち複利の力を味方に付ける事が重要なります。
かの有名なアインシュタイン博士が最も偉大な発明だと仰ったのがこの複利の概念です。
複利や単利というと聞き慣れない方もおられるでしょうが、預金の利息やローンの利子という形で私達の生活に密接に関わっているものです。
複利は資産も負債も雪だるま式に増やしていく
単利とは、元本に対してのみ利率を計算する概念で、例えば100万円を年利5%の単利で運用すると、毎年5万円ずつ資産が増える事になり、30年後には資産を250万円に増やすことが出来ます。
対して複利とは前回増えた利息も含めた総額に利率を乗じていくため、上記の場合で計算すると、1年目の利益は同じ5万円ですが2年後は52500円資産が増えるようになり、30年目にはおよそ20万円増えて432万円まで資産が増殖することになります。
方法2の時間をかけるとはこの効果を狙ったものなのです。
複利の力を味方につける事で、100万を用意するだけで将来的に432万円を手にすることが出来るのです。
しかし、この複利の概念は借金等の負債にも有効であるため、今ある借金を一日も早く返済し終えることが、資産形成の上で重要なポイントであるとも言えるのです。
老後資金を確保した上で子供に1000万を遺すための積立法
それでは、実際に遺産を遺すにはどのくらい積み立てれば良いのか以下の条件で計算してみましょう。
- 勤務年数残 30年
- 退職金 無し
- 老後資産 2000万円
- 子供の遺産 1000万円
- 老後の生活費 月々23万円
- 年金受給額 月々15万円
- 運用利回り 年5%
- 相続のタイミング 80歳で死亡した際に全額相続とする
この条件で計算すると、定年退職時点で1600万円を確保できれば、年金で足りない8万円を取り崩しながら生活しても、80歳時点で985万円が残ることになります。
30年で老後資金と遺産の3000万円を確保することは並大抵の事ではありませんが、5%の複利を味方につけると毎月2万円、合計で720万円と約1/4の出費で済むことになります。
また、はじめに挙げた手取り300万で平均的な貯蓄率20%(金額にすると5万円)の生活を続けることが出来れば、定年時には1600万の他に900万の貯金が出来ていることにもなります。
これだけの余剰資金があれば一時的な景気後退により利回りが低下してもリカバリーする事は充分に可能ですし、今後僅かでも昇給や退職金が見込めるのであれば月々の積立額をさらに抑えて今を謳歌することも可能です。
それでは皆で脱ラットレースを目指して頑張りましょう\(^o^)/