どうも、アイクです😆
こちらは最近発売された新刊です。
FXにおける自動売買トラリピの基礎的な部分から作者が実践しているトラリピ設定についての細かい説明等もあり、大変勉強になりました。
内容は詰まっているのに読み易い構成となっているため、トラリピについて少しでも興味のある方は一読の価値ありです。
作者のあっきんさんと鈴さんは、共にトラリピで2000万を運用し、経済的自立を達成した正にトラリピの第一人者と言っても過言ではない方々です。
トラリピならロスカットレートをリーマンショック時に合わせた超安全思考で運用したとしても月利1%程度は安定して稼ぐ事が出来ます。
2000万を運用した場合、月20万になるので、それなりに節約すればそれだけで生活する事も不可能ではありません。
両者共に2000万での運用ですが、その設定や考え方は少しずつ違いがあります。
今回はお二人のトラリピ設定について私なりに考察すると共に、私のトラリピ設定について解説します。
長期間手入れ不要なトラリピ
執筆時、お二人のトラリピ設定はロスカットレートをリーマンショックに耐えられる数値に設定し、トラップのレート幅もかなり大きな安全性の高いものです。
また、ハーフ&ハーフ等のテクニックを用いて安全運転ながらも利益の最大化を図っています。
ハーフ&ハーフについてやその他注文テクニック等の説明はこちらです。
トラリピ設定〜応用編〜 – 不労所得年200万を作るためのブログ
因みに後述する私の設定は、ハーフ&ハーフを使っておりません。
昨今のボラティリティの低下により、マイナススワップの影響が無視できないレベルにあると判断したためです。
複数通貨ペアでのトラリピにより収益の安定を図る
トラリピに関わらずあらゆる投資において分散という概念は必須項目です。
あっきんさんは執筆時4通貨ペア、鈴さんは8通貨ペアで運用しています。
基本的に通貨ペアが増えれば、それだけ月々の収支が安定しますので、トラリピで生活費を得たい方は特に意識するようにしましょう。
私は資産が少ないこともあり2通貨ペアでの運用ですが、相関関係を考慮する事でどのような相場でも利益が出てかつスワップポイントも常にプラスになっています。
詳しくは後述します。
お二人のトラリピと私のトラリピの大きな違いはズバリメンテナンスの頻度にあります。
お二人のトラリピなら一度設定すれば一生触らなかったとしてもまずロスカットはしませんし、常に運用している通貨ペアのどれかが注文や決済をして稼いでくれます。
よって、サラリーマンや個人事業主等、他にも稼ぎ口がある方やあまりチャート等を見たくない方にはオススメです。
もしもちょくちょくチャートを見たり、たまにメンテナンス(1回あたり5分程度)をする事が苦で無い方には私の方針は非常にオススメできると考えております。
アイク〜ロスカットレートをケアしつつアクティブ運用〜
私の設定というか方針はこちらの記事でも解説しています。
2020年トラリピとの付き合い方 – 不労所得年200万を作るためのブログ
本来、トラリピでの運用は一度設定したら後は殆ど触ることはありません。
そのお手軽さがトレードに時間を割けない兼業投資家や相場が読めない大多数の投資家にウケています。
しかし、日に一度でもアプリを起動する方であれば、私のようにプラススワップのトラリピを細かく設定してやればより高い利回りを安定的に得る事が出来ると考えています。
私の設定は以下の通りです。
MXN/JPYを5.95〜5.86円の範囲で10本AUD/USDを0.675〜0.666$の範囲に10本
そして、それらが全て成立した上でロスカットレートは下記の図のようになります。
リーマンショックに耐えられる設定を意識しているのですが、AUD/USDについてはついうっかり少しだけ厳しめになってしまいました(笑)
資産が増えれば自然とリーマン級の1.1ドルになるので取り敢えずこのまま放置ですね💦
また、複数の通貨ペアで運用する場合、片方の含み損の変動に合わせてもう片方のロスカットレートも変動するので注意が必要です。
しかし、この2つの通貨ペアは正の相関が高く、かつMXN/JPYを買い、AUD/USDを売りで保有する事で、下落相場ではAUD/USDが、上昇相場ではMXN/JPYがそれぞれ含み損を解消してどんどん決済していくため、現状ロスカットの心配はほとんどありません。
【トラリピ】MXN/JPYとAUD/USDの組み合わせがおすすめな理由 – 不労所得年200万を作るためのブログ
ショック相場での対応は?
私のトラリピは、あっきんさんや鈴さんのトラリピと比べてもロスカットのリスクは殆ど変わらない事は確かです。
エクセルでロスカットレートを管理出来ますので、後はどこにロスカットレートを置くかというだけの問題です。
となると、問題は間隔を詰めてトラップを仕掛けているため、一度ショック相場等で大きくレートを外れた場合の対応です。
この場合もプラススワップのペアで運用している事が生きてきます。
私の設定したトラリピ注文が全て成立し、その後全く決済されなかった場合、スワップだけでも年利11%の利回りが確保できます。
給与等で入金出来なかったとしても、スワップがある程度貯まる度にトラップをその時のレートに合わせて追加してやれば決済益を狙う事も可能です。
スワップがマイナスになった時は?
トラリピにおいてマイナススワップの影響は小さくないと考えています。
あっきんさんもマイナススワップの影響を考慮して今年からトラリピ設定を本の内容から大幅に変更しました。
新設定についてはあっきんさんのブログをご覧ください。
政策金利の変更によりスワップポイントがマイナスになる可能性はたしかにあります。
しかし、日本とメキシコの金利差が逆転する事は当面は考えられません。
また、オーストラリアについても同様で、2020年も金利を下げるとの見方が態勢を締めることから、当分は米国の金利を上回る事は無いと考えています。
そして、私のトラリピは一度に広い範囲をカバーするのでは無く、至る所に継ぎ接ぎのようにトラップを仕掛ける手法なので、マイナススワップが発生する事態になった場合に、トラップを減らすなどのメンテナンス性に優れています。
資金が膨らんできたら通常のトラリピへ移行
資産が増えて運用する通貨ペアが増えてくると、私の方針だと管理が大変かもしれません💦
まぁ1注文あたりの通貨量を増やせば良いだけなので、問題はないと思いますが、あっきんさんや鈴さんのような設定で十分にリターンが見込めるようになるまで資産を増やす事が出来たなら、設定を長期放置系に切り替えて自由な時間を謳歌するのも悪くはないかもしれませんね👍
今のところは資産が少ないので管理が苦痛でない事、月利5%前後の成績を残せている事から今後もこの方針で継続してみようと思います。
私の方針に賛同して頂ける方は共に頑張ってみましょう😄
それでは皆で脱ラットレースを目指して頑張りましょう\(^o^)/